ナースの移住ぶろぐ

元看護師、今はオーストラリアで大学生。永住権取得までのリアルな道のりをシェアします!

【オーストラリア】アシスタントナースを目指す

こんにちは、えりかです。

 

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オーストラリアでローカルの仕事に就きたい方、看護師をしていて医療現場に興味がある方、ぜひ、オーストラリアでアシスタントナースの資格をとってみてはいかかでしょうか?

 

看護師になるには、高い英語力、学費が必要で、最低2年は勉強しなければなしません。しかし、アシスタントナースなら、中程度の英語力と約6か月の通学で資格が取れます。しかも、ローカルと同じ給料をもらえるので、ジャパニーズレストランで働くより、時給が1000円ほど高くもらえます。

 

www.au-abroad.com

 

内容

  • アシスタントナースとは
  • 英語力
  • 学校の様子(授業、演習、実習)
  • 給料
  • まとめ

 

 アシスタントナースとは?

 

正式にいうと、Assistant in Nurse のこと。日本でいう介護士のような仕事の内容になります。食事、入浴、清潔、排せつ介助などを行います。

アシスタントナースには、大きく分けて2つのコースがあります。

  • Acute care: 急性期ケア
  • Aged care : 高齢者ケア 

 急性期ケアのコースで資格を取ると、働く場所は病院、高齢者施設。高齢者ケアのコースを卒業すると、高齢者施設で働くことになります。

私はこのことを知っていれば、絶対にAcute careのコースと選択していましたが、情報がなくAged care で資格を取ったので、高齢者施設でしか働くことができません。

 

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英語力はどのくらい必要? 

 

ほとんどの専門学校で基準にしているには、IELTS 5.5 (overall) 以上です。これは大体英検2級相当です。IELTSの試験を突破しなくても、提携している語学学校を卒業できればアシスタントナースの学校に入れるという仕組みもあります。

私の経験でいうと、IELTS5.5を突破できるには、英語力ゼロから6~9カ月ほどの勉強で達成できます。大学受験勉強をしていれば、2~3か月の勉強で突破できるでしょう。

 

学校の様子

 

例えば、私が通っていたブリスベンにある学校(クリック)⇒Certificate IV in Ageing Support - Queensford Collegeの様子を紹介します。

 

<授業>

  • 授業は毎週月曜日のみ、3か月間

授業内容は、高齢者が抱える問題、介護者と家族の関係、喪失と悲観の援助、認知症の支援方法、転倒防止方法、自立と幸福の援助などです。簡単な解剖生理学から、高齢者の身体的、心理的変化、オーストラリアのサポートシステムについて学びます。カルテの書き方も学びます。オーストラリア全土の施設で記入方法は同じです。

毎回、課題が渡されます。だいたい20問くらいの質問に答えます。答えはテキストやネットから抜粋しますが、丸写しではだめなので、少し言い方を変える必要があります。基本的な質問は、シナリオ’形式になっていて、あなたならどう対処する?というようなものでした。

授業中にグループワークがあり、デモンストレーションすることがあります。認知症の方が夜中に徘徊しています。あなたならどう声掛けする?というようなものです。完璧にする必要はないので、誰でも合格できます。

 

<演習>

  • ファーストエイド
  • シーツ交換
  • おむつ交換
  • 清拭(体拭き)
  • 歯磨き、義歯(入れ歯)の取り扱い方
  • 車いすの取り扱い方、移送方法
  • 移送リフトの取り扱い方

ここで特徴的なのが、オーストラリアでは、移送リフトを使ことが推奨されています。介護士が介護者を抱えることはまずありません。介護者の安全優先です。ベッドからトイレ、車いすからベッドなど、自己移動ができない人は、リフトを使用します。

 

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移送リフト

 

演習授業は、穏やかです。2人一組になって練習します。テストは、一人ずつ実施するのではなく、5-6組一斉に行われるので気持ちがだいぶ楽です。

日本では落とされることがありますが、ここでは怒られることもありませんし、丁寧に説明してくれて受かることができます。

介護士や看護師の経験があれば、すんなり手順が頭に入ると思います。

 

<実習>

  • 120時間(月~金曜日、計4週間、朝勤:6時半~3時半、夕勤:15時半~22時半。各2週間。

実習がもっとも緊張するでしょう。しかし、心配はありません。オーストラリアの人たちはとっても優しいです。学生を邪魔者扱いする人はいません。

実習は、1人のスタッフに実習時間中ついて回ります。朝は、朝食の用意からシャワー浴、昼食、おやつの用意をします。夕方は、夕食の用意と利用者さんの見守りが中心になります。

前述したように、スタッフの方は同僚のように接してくれます。日本では、学生感まるだしで緊張しっぱなしですが、スタッフとたわいもない会話をしたり、時間が空いていればのんびり利用者さんとお話ができます。

シャワー浴は、一度見学して2回目は見守りで、1人でできると判断されれば、単独で実施します。

 

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給料

 

  • 常勤 25ドル/時間~
  • 夜勤 28ドル/時間’~

土日祝日に勤務すると、基本給+20~50%の上乗せになります。

 

まとめ 

 

いかがでしたでしょうか?

私のお勧めは、ワーホリ前に語学学校+看護助手の資格を取り、ワーホリに切り替えて働くという流れです。もちろん、学校は週1回程度なので働くことができますし、なんといってもオーストラリアに長期滞在することができます。

 

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私の経験と知識が少しでも役に立てれば幸いです。 

 

皆様にとって素晴らしい一日になりますように!