ナースの移住ぶろぐ

元看護師、今はオーストラリアで大学生。永住権取得までのリアルな道のりをシェアします!

【看護留学】看護学生1ねんせい。IN オーストラリア

大学での看護学演習をシェアします^^

 

オーストラリアの大学では看護をどのように教えているのか?

海外での看護師を目指している、医療に興味がある方の参考になれば幸いです^^

 

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内容

  • 実習期間
  • 演習内容
  • オーストラリアの看護演習の良い所
  •    "   悪い所
  • 感想

 

実習時間

オーストラリアの大学は3年制。その中で実習は6回あります。

 

1年目:160時間(4週間)高齢者施設、または慢性期病棟

2年目:160時間(4週間)急性期病棟

3年目:160時間(4週間)外科病棟、80時間(2週間)精神科病棟、160時間(4週間)在宅施設、160時間(4週間)一般病棟

 

日本と比べたらどうでしょうか?少ない気がしますね。私が看護学校に通っていたころは、小児科~産婦人科まで覚えているだけでも5-6病棟は1年で回っていました。

3年目になると、夜勤の病棟も経験するみたいです。楽しみですね。眠気との闘いでしょうねww

 

演習内容

*あくまでも私の大学での例です

【1年目】

  • バイタルサイン測定(血圧、脈、酸素飽和度、呼吸回数、体温)
  • シーツ交換
  • ベッド清拭
  • 食事介助、歯磨き
  • 血糖測定
  • 投薬方法(経口:一般薬)
  • 尿検査
  • 創傷処置(複雑でない傷、床ずれ)
  • 死亡処置 
  • カルテ、熱計表の書き方
  • 1日の看護師の流れ

バイタルサインは、基本的には一緒。体温測定は耳で測定するやつ。

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確かに脇の下で体温測定すると最低でも1分はかかるから効率的かも。日本では乳幼児にしかしませんよね。グループで一緒だった中国の子は、額にあてる体温測定器を病院では採用しているらしい。(さすがテクノロジーの国)

血圧計はベッドごとに備わっています。

 

【患者の寝間着】

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良く海外ドラマで見るやつ

前から着せて、背中はおっぴろげになるやつ。これは看護師側からはかなり楽だけど、患者はどうなんだろうね。写真のようにお尻丸出しになるけどww

こういう格好を気にしないのが、アメリカやオーストラリアらしいですよね。

 

【投薬方法】

これが最も日本と違ってめんどくさいやつ。

日本だと、Drがオーダーして、薬局が処方薬を1日ずつ分けて作って病棟に届く。看護師は患者名を確認し渡すだけ。

一方、オーストラリアでは、Drが処方したものは薬局から薬が箱ごと届く。だからいちいち配薬するたびに処方箋の薬量と、薬の薬量をチェックしてから患者に渡さなくちゃいけない。

例)処方箋ロキソニン120㎎、1錠60㎎ =2錠

この場合箱から2錠出して患者にわたすってこと。。。

これ、絶対インシデントになるやつ。いちいち残量確認しなかったら誰でも間違えちゃうやつね。もう想像つくわ。

 

【カルテ】

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未だに紙カルテが主流。しかも略語のオンパレード。日本でも使う BP(血圧)SPO2(血中酸素飽和度)なんかは一緒で使われる。そのほかも、MBA 何だかわかります?これ、Moter Bike Accident (原チャリの事故)ってこと。こんなんばっか。しかも申し送り内でも使われることがあるからチンプンカンプン。。

こればっかりは覚えるしかない。いいところは、オーストラリアのカルテの仕組みや略語は豪州全土で統一されているみたいだから慣れればなんとかなるってこと。

 

オーストラリアの演習の良いとことろ
  • 一日の看護師の流れが分かる
  • 演習テストがない
  • 先生が超絶優しい
  • 質問したら、しっかりした根拠で返答してくれる(研究に元づいて)
  • 4日間で終わる

一日ごとにやれる項目が増え、4日目には1日の患者さんのスケジュールに沿って行動する。1日目はバイタルサイン。2日目は清拭、3日目は検尿、血糖測定。その中でも、カルテの書き方。申し送りの仕方も学ぶ。

だから、4日目には、実習で行かされるように申し送りから朝のバイタルサイン、清拭と現実のような忙しさで演習がおわりました。

私は十年近く日本で臨床経験があるのですっごく分かりやすかったけど、全く経験のない人はどうなのかな~チンプンカンプンなのかもしれません。でも、先生の意向はすっごく伝わりました。

そして、先生が超絶優しい(*ノωノ)。プレッシャーを与えないようにすごく繊細に接してくれます。

日本みたいに、シーツ交換でブちぎられるようなことはありません。(私は演習で落とされましたから。清拭の時には、気持ちがこもってないっていう意味わからん理由でおとされましたよ)

先生は見回っているけど指導してくれるだけで、1~10まで教科書通りでなくても全然怒られません。

それよりは、どのようにしたらうまくできるか、先生の経験からヒントをくれます。これは本当に臨床に役に立ちますね。

日本は1+1=2 ですからね。

 

悪い所

私の個人的な意見です。

国籍ごとにグループがわかれます。その中でも、ローカルのオーストラリア人と、アジア人(フィリピン、ネパール、中国など)で分かれます。

そして、オーストラリア人の積極性に圧倒されます。もう20年目のベテランなんかじゃないかっていうくらいの勢いで私の意見をぶっちぎって処置をすすめられます。

こんな人が先輩だったら絶対ストレスでしかないなと思いながらコンビをくんでいました。

もし、積極的に友達を作れる方なら、たくさんオーストラリア人の友達ができると思いますよ^^

 

感想

 日本で看護師経験がなかったらかなりプレッシャーですが、ある程度流れが分かっているので特に問題はありませんでした。

私の課題はカルテの書き方と、申し送りですね。

こればかりは日本と一緒で慣れるしかありません。看護師ってどこの国でも独特の表現を使って書いたり伝えますからね。

 

年明けに実習が待っているのでその様子もシェアしたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました^^

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